転職のSPIとは?対策法・注意点・実施目的などをご紹介

転職のSPIとは?対策法・注意点・実施目的などをご紹介

「転職時にSPIを受ける場合、どのように対策すればいい?」という方に役立つ情報をまとめました。SPIが実施される目的や受検方法別の違いとあわせて転職者向けのSPI対策法をおさえておけば、効率良く点数を伸ばして採用率を高められます。

転職希望者がSPIを受検する際に注意すべきことや、「SPIとは」といった基礎知識も解説するので、ぜひ最後までご覧ください。

目次

転職時の採用試験で実施されることがある「SPI」とは

転職時の採用試験で実施されるSPIは、主に応募者の能力・性格を見るために実施されるテストです。次の項目からはSPIにおける能力検査・性格検査の出題内容などを解説します。

能力検査

転職時に実施されるSPIでは、以下の能力を判断するための検査が行われます。

  • 言語(国語)
  • 非言語(数学)

言語(国語)のSPI能力検査では、単語の意味・読解力関連の問題が出され、中には英語力を試される問題が出されることもあります。またSPI能力検査における非言語(数学)の特徴は、計算力・論理的思考力を判断するための問題が出されることです。

SPI能力検査を通して企業側は、転職希望者のコミュニケーション能力や数的処理能力などを見ると言われています。

性格検査

転職者向けに実施されるSPI性格検査は、応募者の適性や応募先企業への適性を見るために実施されます。「直感的に答えてもらうことで、より正確な検査結果を把握したい」などの意図があり、1問6秒ほどで回答するペースを想定して制限時間が設定されることが多いです。

SPI性格検査の出題数は約300問、制限時間は30分~40分とする企業が多いです。

SPIが実施される目的

転職希望者にSPIが実施される際の主な目的は、以下をご覧ください。

  • 選考の効率を高めるため
  • ミスマッチを防ぐため
  • 入社後の人材育成に活用するため

次の項目からは上記3つの目的について、解説していきます。

選考の効率を高めるため

転職者などにSPIを実施する企業は、効率良く自社が求める人材を採用したいと考えていることが多いです。

能力や性格をふまえて、入社後に活躍してくれる人を素早く的確に見極めたい。

限られた面接時間の中で、良い人材を見極められるよう、質問内容を検討したい。

このような思いからSPIを実施し、選考の質・スピードを向上させようとする企業があります。

ミスマッチを防ぐため

検査結果をふまえてミスマッチを減らすため、転職者にSPI受検を求める企業があります。能力が不充分であったり、適性がなかったりする転職希望者を採用すると、採用活動の質が低下するからです。

優秀な人材を採用できなかったから、研修に多くの時間を必要になってしまった。

入社して3カ月で退職されてしまったから、また求人を出さないといけない…。

このような状況になると採用活動の時間やコストが余計にかかってしまうため、転職者を採用したい企業はミスマッチを防ぎたいと考えるケースが多いです。

入社後の人材育成に活用するため

「転職者の能力や適性を把握して、入社後に早く活躍してもらえる環境を整えたい」との思いでSPIを実施する企業があります。例えばシステムエンジニアを採用した際、SPIによって内定者のコミュニケーション能力が高いことがわかっていると、「うちの会社にはセールスエンジニアが少ないから、営業力を磨けるポジションを任せてみよう」など、効率良く人材を育成する際に役立つでしょう。

他にもSPIの結果は、入社後の人間関係形成やスムーズな研修の実施などに活用できることがあります。

受検方法別に見る転職者向けSPIの種類

転職者向けSPIの主な受検方法は、以下の通りです。

  • テストセンター
  • WEBテスティング
  • インハウスCBT
  • ペーパーテスティング

次の項目からは、「どのように受検するのか」「各受検方法の特徴は?」などを解説します。

テストセンター

転職時に実施されることがあるテストセンター受検は、SPIの開発・運営企業が指定する期間の中で、好きな日時・会場を選んで受検する方法です。テストセンターでSPI受検をすると、テストセンター受検を採用している他の企業に転職する際にも、能力検査・性格検査の結果を利用できます。※受検から1年以内に限る

英語・構造的把握力を見るための問題が出題される点も、テストセンターにおけるSPIの特徴です。構造的把握力とは、物事の背景にある共通点・関係性を把握する力のことです。

なおテストセンタータイプのSPIはパソコンで受検し、制限時間が経つと自動的に次の問題に切り替わります。

WEBテスティング

転職者向けSPIの受検方法のひとつ「WEBテスティング」とは自宅など、任意の場所で受検する形式を指します。WEBテスティングは基本的にパソコンでの受検となり、制限時間は以下のように設定されることが多いです。

能力検査35分
※言語(国語)・非言語(数学)の合計
性格検査30分

大問ごとに定められた時間を過ぎると、自動的に次の問題が表示され、前の問題を解けないため、WEBテスティングを受検する転職者は注意が必要です。WEBテスティングは記述式の問題が多いため、転職時にWEBテスティングでSPIを受検する場合は、当てずっぽうで点数を重ねることは難しい点をおさえておきましょう。

インハウスCBT

インハウスCBTとは、転職希望者などが応募先企業に行って受検するタイプのSPIです。インハウスCBTの特徴は、「回答方法が選択式」「受検後に面接が実施されることがある」などです。

昨今の転職者向けSPIにおいてインハウスCBTは、あまり実施されなくなってきた受検方式と言われています。

ペーパーテスティング

ペーパーテスティングとは、応募先企業が指定した場所で受検するタイプのSPIです。筆記用具を使ってペーパーテストのような形式で受検するペーパーテスティングの特徴は、好きな問題から解ける点や、最後に見直しができる点です。

ペーパーテスティングは選択式(マークシートタイプ)となっており、全ての受検者が同じ問題を解くことになります。

転職者におすすめのSPI対策

転職者におすすめのSPI対策は、以下の通りです。

  • 出題傾向を把握する
  • 何度も解く
  • 時間を計る
  • 対策本で学習する
  • アプリを活用する
  • 模擬テストを受ける
  • 情報収集をする

上手く時間を使って効率良く転職できるよう、SPIの対策方法をチェックしていきましょう。

出題傾向を把握する

SPIは受検形式によって出題内容が異なるため、転職時に実施される受検形式を把握したうえで対策することが大切です。例えばSPIのペーパーテスティングでは、文章整序の出題がされる可能性がありますが、テストセンターでは基本的に出題されません。

「文章整序の対策を重点的にしたけど、テストセンター受検だったから出題されなかった…」と後悔しないよう、予め受検時の出題傾向を把握しておきましょう。

何度も解く

転職者向けのSPIは解く回数を増やすほど正答率を高めやすくなるため、問題集などを使って何度も問題を解きましょう。転職時に受検するSPIの難易度は中学生レベルとされていますが、初見で解くより反復練習をした後に解く方が、高得点を取りやすいです。

またSPIの問題はパターン化されているケースが多いため、似た問題を何度も解いて正解率を高めることをおすすめします。

時間を計る

タイマーなどを使って時間を計りながらSPIの問題を解く方法も、おすすめです。「SPIは1問1問を真剣に答えると時間が足りない」と感じる人は珍しくありません。

そのため、解答時間を上手く使って可能な限りの点数を取るため、時間を計りながら問題を解くと良いでしょう。具体的には、本番と同じ時間でSPI1回分の問題を解く練習をしておくと、実際の受検時に点数を伸ばしやすいです。

対策本で学習する

転職時のSPI対策をする場合、SPI-Gの本を選ぶことをおすすめします。SPI-Gとは、中途採用で出題されるSPIのことです。他にも高卒生の採用時に出題される「SPI-H」や、大卒生の採用時に出題される「SPI-U」などの種類があるため、対策本を購入する際には注意しましょう。

またSPIの対策本を選ぶ際には、解説のわかりやすさや、問題の収録数などを確認することも大切です。

アプリを活用する

隙間時間を上手く使ってSPI対策をしたい転職希望者には、アプリの活用をおすすめします。無料で利用でき、100問以上収録されているSPI対策アプリがあるため、外出時などの時間を活用できます。

定期的に最新の問題が追加されるアプリや、時間計測機能がついたアプリがある点も魅力的です。「現職の通勤時間を賢く使って転職したい」という方は、SPI対策アプリを使ってみましょう。

模擬テストを受ける

本番さながらの環境で問題を解ける点から、転職時のSPI対策をする際には、模擬テストの利用もおすすめです。期間内に好きな場所で受検できる模擬テストがあるため、現職の業務や転職活動で時間がない方でも、実践的なSPI対策をしやすいです。

模擬テストは制限時間だけでなく、出題形式・回答方法なども本番に近い作りになっているので、より高い点数を取るためご活用ください。

情報収集をする

知人や転職エージェントなどから、転職者向けSPIの情報を集めて対策する方法もあります。「数ヶ月前に転職者向けSPIを受検した知人に出題内容や対策法を相談したところ、ネットには載っていないアドバイスをもらえた」など、役に立つ情報を得られることがあるかもしれません。

基本的な対策法をWEBで収集したうえで、知人や転職エージェントなどにSPIの対策法を相談すると、短時間でアドバイスをもらえるため、相手の負担を減らせる・良い情報を得やすいなどのメリットを感じられるでしょう。

転職者向けSPIを受検する際の注意点

転職者向けSPIを受検する際は、以下の2点にご注意ください。

  • 性格検査で嘘の回答をしない
  • SPI以外の対策もする

次の項目からは上記の注意点を順に解説していきます。

性格検査で嘘の回答をしない

転職活動時にSPIを受検する際には、不採用になるリスクを抑えるため、性格検査で嘘の回答をしないように注意しましょう。SPIの性格検査を重視する企業があるため、自身を良く見せるための回答をする転職希望者がいますが、回答の真偽を見抜くためのシステムが導入されていると不採用になるリスクが高まります。

またSPIの性格検査で嘘の回答をして、適性のない企業に転職した場合、入社後に充分な活躍ができない・会社に馴染めないなどの状況にもつながりかねません。このような点から転職時の性格検査では、正直に答えることをおすすめします。

SPI以外の対策もする

転職時にSPI対策をする際には、面接などの対策が疎かにならないよう注意しましょう。SPIよりも面接を重視する企業があるため、SPI対策ばかりに気を取られると内定をもらえないかもしれません。

他にも履歴書・職務経歴書などの作成に充分な時間を取れないと、書類選考で落ちてしまう可能性が高まります。SPIだけでなく、面接・応募書類の作成など、採用されるために必要な対策をバランス良く進めましょう。

転職者向けSPIに関するよくある質問

転職者向けSPIに関するよくある質問は、以下の3つです。

  • 新卒者向けSPI対策をした人は転職者向けSPIの対策をしなくて良い?
  • 合格ラインの正答率は何割?
  • どれくらい勉強すればいい?

SPIに関する疑問を解消するため、上記3点を順に見ていきましょう。

新卒者向けSPI対策をした人は転職者向けSPIの対策をしなくて良い?

新卒採用の際にSPI対策をした場合でも、転職時には別途SPI対策をすることをおすすめします。その理由は、新卒採用時の出題内容と転職時の出題内容が異なる可能性があるからです。

また転職者向けのSPIは新卒者向けと比べて「性格検査が重視されやすい」「能力検査の合格ラインが低めに設定されやすい」などの違いがあるため、適切に対策しないと不採用になるリスクが高まります。

合格ラインの正答率は何割?

転職者向けのSPI(能力検査)は、正答率30%~40%が合格ラインとされています。ただし大企業や外資系企業などは正答率70%~80%を合格ラインとすることもあります。

あなたが希望する転職先の規模・企業種別を参考に、合格ラインの目安をイメージして対策すると良いでしょう。

どれくらい勉強すればいい?

SPI対策に必要な時間は、30時間~60時間ほどとされています。現職をしながら転職活動をする場合、受検日の3ヶ月前を目安にSPI対策を始めると良いでしょう。

1日に確保できる勉強時間などによって開始時期は異なるため、自身の生活サイクルや現職の忙しさなどをふまえてSPI対策の開始時期を決めることをおすすめします。

SPI対策のやり方がわかった後は求人ジャーナルで転職先を探そう

転職時のSPI対策は新卒での受検時に比べて性格検査が重視されやすく、能力検査の合格ラインが低めになりやすい傾向があります。これらの違いをおさえたうえで出題傾向を把握し、適切に対策を進めれば、転職時のSPIで良い結果を出して内定をもらいやすくなるでしょう。

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