「やりがいのある仕事に就きたい」「新しいことにチャレンジしてみたい」と思っても、50歳からの転職となると現実的に可能かどうか、不安に思う方は多いのではないでしょうか。
この記事では、50歳からの転職が可能かどうかについて解説します。また、50代が未経験から挑戦できる職種を紹介するので、ぜひ参考にしてください。

立命館大学卒業後、大手繊維メーカーで新規事業の立ち上げや地方拠点の立ち上げに携わり、全社表彰を受賞。
その後、大手輸送会社に転職し、入社直後から全国TOP10入りを達成。
2025年、人事支援・エグゼクティブサーチ事業を展開するスリーアールコンサルティングを、前代表から引き継ぐ。
会社の祖業である人事コンサルティングおよびエグゼクティブサーチ事業を手がけつつ、新規事業と古物商事業を黒字化へ導く。
50歳からの転職は可能?

20代、30代などの若年層と比較すれば、50代の転職難易度は高いといえます。
しかし、長い社会人経験の中で培ったキャリアやスキル、マネジメント経験など、50代ならではの強みを生かせば、決して不可能ではありません。
特に、ひとつの業種を長く追求してきた方であれば、そこから獲得した幅広い知見や経験など、50代だからこそアピールできる部分を持っているでしょう。
また、50代の転職に成功している方は、雇用形態を正社員に限定していません。これまでバリバリ働いてきた方がセミリタイヤする形で、派遣社員や契約社員として現場を支えるプロフェッショナルとなるケースもあるのです。
もちろん、業界や職種を選べば、これまでのキャリアを一区切りとして新しい仕事に挑戦することもできます。
50歳の転職市場における動向

50歳の転職市場を見るとき、まずは市場の現状を理解することが重要です。転職者数・有効求人倍率・賃金の動向は、転職活動を計画する上で参考になります。
市場の全体像を掴むことで、効果的な転職戦略を立てるための一歩を踏み出しましょう。
転職者数
「総務省統計局の労働力調査(詳細集計)2023年(令和5年)平均結果の要約、概要、統計表等」によると、2023年における50歳付近(45〜54歳)の転職者数は57万人です。
また2013年から2023年の推移を見ると、以下のようになっています。
| 西暦(年) | 転職者数(万人) |
|---|---|
| 2013 | 40 |
| 2014 | 41 |
| 2015 | 45 |
| 2016 | 51 |
| 2017 | 50 |
| 2018 | 56 |
| 2019 | 57 |
| 2020 | 60 |
| 2021 | 52 |
| 2022 | 54 |
| 2023 | 57 |
直近の11年間で50歳付近(45〜54歳)の転職者数は40〜60万人の間を推移しており、特に2016年から2023年のは、転職者数が50万人台に達しており近年は増加傾向です。
この期間は、転職市場全体が活性化しており、50代の転職市場も同様に活発化しています。
経験豊富な50代の人材は、専門知識やマネジメントスキルを活かせる即戦力として期待されており、年齢に関係なく即戦力を求める企業に高く評価されています。
有効求人倍率
2011年から2023年までの平均の有効求人倍率は、以下のように推移しています。
有効求人倍率とは、月間有効求人数を月間有効求職者数で割って求められる、求職者に対する求人数の割合です。
| 年(西暦) | 有効求人倍率 |
|---|---|
| 2011 | 0.65 |
| 2012 | 0.80 |
| 2013 | 0.93 |
| 2014 | 1.09 |
| 2015 | 1.20 |
| 2016 | 1.36 |
| 2017 | 1.50 |
| 2018 | 1.61 |
| 2019 | 1.60 |
| 2020 | 1.18 |
| 2021 | 1.13 |
| 2022 | 1.28 |
| 2023 | 1.31 |
2023年の有効求人倍率は、前年より0.03ポイント上昇して1.31倍となりました。
2020年から2021年にかけては、新型コロナウイルスの影響で経済活動が停滞し、企業の採用活動も大幅に減少したため、有効求人倍率が大幅に下がりました。
しかし、その後、2022年には1.28倍、2023年には1.31倍と、2年連続で回復しています。
また、2014年以降、有効求人倍率は「1」を上回り続けています。これは、求職者よりも求人数が多い「売り手市場」の状態が続いていることを示しており、企業の人材需要が高まっていることが背景にあります。
賃金
厚生労働省の令和5年雇用動向調査結果の概要によると、50歳(50〜54歳)の転職入職者における賃金変動状況別割合は、以下のようになっています。
| 増減 | 割合 |
|---|---|
| 1割以上の増加 | 23.0% |
| 1割未満の増加 | 11.6% |
| 変わらない | 31.1% |
| 1割未満の減少 | 7.3% |
| 1割以上の減少 | 26.6% |
50歳で転職する際、約34.6%の人が前職よりも賃金が増加していますが、減少割合が約33.9%となっている点にも注意が必要です。このデータから、50歳での転職は賃金が増加する可能性もある一方で、減少するリスクも高いことが分かります。
そのため、転職を検討する際には、賃金以外の職場環境、福利厚生、キャリアプランの一致も含めて慎重に判断することが重要です。転職は人生における大きな決断であり、賃金だけにとらわれず、総合的な視点で判断することが成功の鍵となります。
50歳からの転職が難しいと言われる理由

50代を求める企業も一定数あるものの、一般的に50代の転職は厳しいです。
「50歳からの転職が難しいと言われる理由」について、以下の4つのポイントを解説します。
- 定年が近く働ける年数が短い
- 人件費が高い
- 健康・体力面の不安がある
- 50代向けの求人が少ない
50代の転職は簡単ではありませんが、ポイントを理解し戦略的に進めることで成功の可能性が高まります。
定年が近く働ける年数が短い
50代の転職が難しい理由の一つは、働ける期間が限られているためです。定年が近い50代は、スキルや経験が評価されても、企業は長期的に働ける若い人材を優先する傾向があります。
例えば、55歳で定年が65歳の企業に転職した場合、最長でも10年間しか勤務できません。そのため、企業側は採用時に長期的な活躍の見込みを重視し、50代の転職には即戦力としてのスキルや実績が強く求められます。
その結果、転職活動が長期化する可能性があるため、計画的に進めることが重要です。
自身の経験やスキルをしっかり整理し、企業にどのように貢献できるかを具体的に伝える準備をしましょう。
人件費が高い
50代の転職が難しい理由の一つに、人件費の高さが挙げられます。50代の転職者は豊富な経験や高いスキルを持ち、管理職やリーダーとしての採用が検討されることが多いですが、その分給与水準が高くなりやすい傾向があります。
そのため、企業側が採用に慎重になるケースも少なくありません。
転職活動を成功させるためには、すべての条件を満たすことに固執せず、優先順位を明確にしたり、条件を柔軟に緩和したりする姿勢が重要です。このような柔軟性を持つことで、より多くの選択肢を見つけやすくなり、転職の可能性を広げることができます。
健康・体力面の不安がある
50代の転職では、体力や健康面が懸念されることがあります。特に、運送業や介護業界のような体力を必要とする仕事では、企業が採用を慎重に考えるケースも起こり得るでしょう。
こうした不安を解消するには、健康維持への取り組みや自己管理能力をアピールすることが重要です。
また、フルタイム勤務にこだわらず、パートタイムや契約社員など柔軟な働き方を選ぶのも効果的です。50代ならではの経験やスキルを活かしつつ、健康管理を徹底し、自分に合った職種を選ぶことで、転職成功の可能性を高めましょう。
50代向けの求人が少ない
50代向けの求人数は、20代~30代と比べて少ない傾向にあります。厚生労働省の東京労働局が発表している関東市場圏有効求人「有効求職年齢別バランスシート」の有効求人・有効求人倍率をみると45〜54歳は6.9万人/0.93、55歳以上は6.8万人/0.78と低水準です。
有効求人倍率が「1」より低いと、採用したい企業が求職者よりも少ないため、応募者が増えて競争が激しくなります。
50代の転職市場は厳しい現状にありますが、適切な準備と柔軟な姿勢を持つことで成功の可能性を高めることができます。特に、自身の強みを明確にし、成長分野や柔軟な働き方を積極的に検討することが重要です。
| 有効求人 | ||||
| 35歳以下 | 35~44歳 | 45~54歳 | 55歳以上(うち60歳以上) | |
| 173,097 | 79,836 | 69,345 | 68,881(34,474) | |
| 有効求人倍率 | ||||
| 35歳以下 | 35~44歳 | 45~54歳 | 55歳以上(うち60歳以上) | |
| 1.61 | 1.33 | 0.93 | 0.78(0.66) | |
50歳からの転職で求められるスキル

50歳からの転職を成功させるためには、企業が50代の人材に対してどのようなスキルや経験を求めているかを正しく把握することも重要です。
ここでは、50歳からの転職で求められる5つのスキルを紹介します。
マネジメントスキル
50歳からの転職では、管理職または現場のリーダーとしての役割を求められることが多く、マネジメントスキルが問われます。
マネジメントスキルについては、自身の業務を遂行するに留まらず、部下を育成しチームとしてどのような成果を上げたかがチェックされます。ルーティンワークに甘んじて、自分の目標を達成したというだけでは、採用担当からも高い評価は得られないでしょう。
具体的には、管理職の経験、あるいは、役職に就任してはいなかったとしても、部下を育成した経験をアピールするとよいでしょう。
単に経験したと伝えるだけでなく、「何人の部下を育成してどのような成果を上げたか」「採用から教育までどのように携わってきたか」など、具体的な実績やエピソードも伝えることが重要です。
どの業界・職種でも役立つ社会人スキル
どれほど専門的な経験やスキルが豊富にあったとしても、それが転職先で役立つかどうかはわかりません。チームワークや協調性、リーダーシップや行動力、コミュニケーション能力など、どの業種・職種に転職しても生かせるスキルも重要となります。
これまで築いてきた実績やキャリアが優秀であっても、社会人としてどこでも必要となるスキルが伴っていなければ、入社してから活躍できるとは限らないのです。
豊富な社会人経験に基づく実績と知見
第二新卒など若手の場合、ビジネス経験が乏しくても、意欲やフレッシュさがあれば将来性を買われて、採用されることもあるでしょう。
しかし、50代がこれから新しいことを覚えて会社に貢献していこうとしても、現実的には難しい面もあります。50代の転職では、これまでの成功体験や失敗体験から培った知見や、豊富な経験に基づく専門的なスキルが重要視されます。
コミュニケーション能力
コミュニケーション能力は、新しい職場において他の従業員と円滑な関係を築くために欠かせません。50代の転職となれば、新しい職場の先輩や上司が自分よりも年下である可能性も出てきますが、協調性を発揮して積極的にコミュニケーションをとっていくことが求められます。
特に、未経験の業種・職種に転職する場合、基礎的なこともわからなかったり、業界・職種特有の専門用語に慣れていなかったりする可能性もあるでしょう。
そのような場合においても、積極的に周りに質問・確認するなど、適切に助けを求められるようなコミュニケーション能力が必要です。
柔軟性
長い社会人経験の中で培ってきたキャリアやスキル、知見は50代の強みではあるものの、それが返って仇となってしまう場合もあります。たとえば、転職先で自分よりも年下の先輩や上司からアドバイスされても、素直に受け取れない方もいるかもしれません。
これまでの仕事のやり方や経験に基づく知見にこだわるあまり、柔軟性が欠けていると、新しい考え方や仕事の進め方を受け入れることが難しくなってしまいます。
そのような方を採用しても新しい環境で活躍してもらうことは難しいため、採用担当者は柔軟性がある人物かどうかをしっかりとチェックしています。
50歳からの転職を成功させるコツ

50歳からの転職は若手と比べると難易度が高くなるため、意識的に工夫をすることが重要です。
ここでは、50歳からの転職を成功させる6つのコツを紹介します。
働きながら転職活動をする
20代・30代をターゲットにした求人と比較すると、50代をターゲットにした求人は少ないのが現実です。希望条件によってはなかなか満足のいく転職先が見つからなかったり、経験やスキルが乏しい場合は選考に落ちてしまったりすることもあり、転職活動が長期化する可能性があります。
会社を退職してから転職活動を始めると、転職先を見つけるまで収入源がなくなるため、転職活動が長期化すれば、貯金を切り崩して生活するしかありません。転職先が決まらないことや金銭面の不安があると、転職活動に焦りが出てしまうおそれもあります。
50歳となれば、次の職場が最後の転職先になる可能性が高いため、慎重な判断を下せるコンディションを保つためにも、働きながら転職活動をしましょう。
50歳で働きながら転職活動をうまく進められるかどうか不安な方は、以下の関連記事で、働きながら転職活動を成功させるコツや注意点などをチェックしてみましょう。

キャリア・スキルの棚卸しを一から行う
50歳となれば、既に何度かの転職経験を持つ方もいるでしょう。また、これまでの長い社会人経験を通じて、複数の部署や業務に従事したことがある方も多いはずです。
たくさんの経験を積み重ねたからこそ、「結局、何が自分の最大の強みなのか」が曖昧になっている方もいます。こうした自己分析がしっかりとできていない50代に対しては、企業側もどう評価すべきか判断しにくいでしょう。
幅広い経験を持つマルチな人材として、企業に売り込むのも転職活動として1つの方法ですが、「一番の強み・得意分野」は採用担当者からも質問されるでしょう。
まずは、自分のキャリア・スキルを社会人1年目から振り返り、転職や異動を経て経験したことや、そこで培ったスキルを1つ1つ棚卸しすることが大切です。
企業が求める人物像を理解する
50歳からの転職では、企業側の採用条件や社風と合った人材であることが非常に重要視されます。過去の実績も重要ですが、それだけでなく、現在自社が抱えている課題を解決できる人材かどうかが注目されるのです。
そのため、自分の強みを発揮できる企業を選定することが転職活動において重要となってきます。企業が求めている人物像をしっかりと理解した上で、志望動機や自己PRを作成することが大切です。
給与やポジションに固執しない
50代は管理職に就いている方も一定数いるため、給与水準が高めです。しかし、現職と同レベルの給与を求めれば、転職の難易度は一気に上がります。
どれほど高い実績や豊富なスキルを持っていたとしても、転職先で同じように活躍できるとは限りません。企業側にとっても、人件費の高い人材を採用することはリスクとなるため、慎重に判断される傾向があります。
また、現職と同じポジションを求めて採用されても、与えられる裁量権が現職と転職先で同程度とは限らないのです。
給与やポジションに固執するよりも、自身がこれから挑戦したいことや経験・スキルとのマッチングを重要視する方が、結果的に満足のいく転職ができる可能性が上がります。
転職活動を長期的に見る
50代をターゲットにした求人は多くありません。かつ、少ない求人の中から自身の転職軸や強みにマッチした企業を探すことになります。
そもそも、マッチングする求人に出会えるまでが長期戦となる可能性もあるでしょう。そのため、焦って転職先を探すよりも、転職活動の長期化を見据えて、じっくり判断する姿勢を持ちましょう。
また、50歳からの転職では業界や職種、企業規模を絞り過ぎないことも重要です。
「50歳から未経験の仕事に就くのは難しいだろう」と諦めるのではなく、できるだけ視野を広げて異業種・異職種の求人にもアンテナを貼っておきましょう。
思いがけない業種や職種の中から、自身の転職軸にマッチした求人を見つけられることもあります。
効率良く求人情報を探す
転職活動において、効率良く求人情報を探すことは非常に重要です。求人市場は日々変動し、新しい求人が継続的に出現します。
以下のように、複数の情報源を活用して求人情報をチェックし、自身の希望に合う求人を見つけましょう。
- 求人サイト
- 転職エージェント
- 求人誌 など
複数の情報源から求人情報を得ると、幅広い選択肢から適切な情報を収集することができます。また定期的に業界のニュースなどをチェックすることで、隠れた求人情報や業界の動向を把握することも可能です。
効率的に情報を集めれば、時間を有効に使いながら、より転職活動の成功率を高められます。
50歳におすすめ!魅力的な転職先の探し方

50歳で転職先を探す方法はさまざまなので、自分に合った方法を見つけることが大切です。
転職サイト・転職エージェント・ハローワーク・求人誌・知人など、利用できるリソースは豊富にあります。
それぞれの方法にはメリットとデメリットがあるため、自身の状況や希望に応じて最適な手段を選択し、効率的かつ戦略的に転職活動を進めましょう。自分に合った転職方法を見極めることで、より魅力的な転職先を見つけることが可能になります。
ここからは50歳の方におすすめの、転職先の探し方について解説していきます。
転職サイトで探す
基本的に無料で利用でき、インターネット環境があればいつでもどこでも広範囲にわたる求人情報を検索できる点が、50歳からの転職活動に転職サイトをおすすめする大きな理由です。
転職サイトでは、業種・職種・地域・給与など、さまざまな条件で求人を絞り込むことができ、自分に合った仕事を効率的に探すことができます。
サイトによっては専門のキャリアアドバイザーが在籍しており、履歴書の書き方や面接対策など、具体的な転職支援を受けることが可能です。新しい求人が登録されるとメールで通知してくれるサービスもあり、最新の求人情報を逃さずチェックできるため、チャンスを広げられます。
このような魅力のある転職サイトの機能を活用すれば、50歳からの転職活動をより有利に進められるでしょう。
転職エージェントに頼る
転職エージェントを利用すると、50歳の転職でも有力なサポートを受けられる可能性があります。登録後、提供したプロフィールや希望条件に基づいて、担当者がマッチする求人を紹介してくれるためです。
転職エージェントを使うと自分で求人を探す手間が省けるだけでなく、非公開求人へのアクセスも可能となります。
なお転職エージェントと転職サイトを併用することで、自分のペースと外部からのサポートをバランス良く組み合わせて、より効果的に転職活動を進めることが可能です。
ハローワークを利用する
ハローワークの利用は地元の中小企業やインターネットで公開されていない求人に応募できるケースもあるため、「50歳からの転職先は、地元企業を選びたい」という方におすすめです。
公的な就職支援機関であるハローワークは、地元企業とのネットワークを持っており、地域に根ざした求人情報を保有しています。
ハローワークに登録すると、担当者が求職者一人ひとりに合わせたサポートを提供してくれるため、自己流の転職活動に不安がある方にも心強いでしょう。
職業訓練や再就職支援のセミナーなど、無料で利用できるプログラムが充実しているため、スキルアップしながら転職を目指すことも可能です。
求人誌を見る
求人誌を利用することは、インターネット環境が限られた場所でも多様な職種の求人情報にアクセスできる手段です。特に地域に密着した求人情報が掲載されているため、地元での仕事探しにおすすめです。
求人誌は新聞店やコンビニエンスストア・公共の施設などで手に入れることができ、特定の業界や職種に特化した専門誌も存在します。
また求人誌には最新の労働市場の動向や職業に関する記事も掲載されており、転職市場の理解を深められる可能性があります。
求人誌を活用することで、インターネットでは見つからない貴重な情報を得ることも可能であり、より広範な選択肢を持って転職活動を進めることができます。
以下のページでは求人ジャーナルのフリーペーパーが設置されている店舗を地図でチェックできます。
お近くに求人ジャーナルのフリーペーパーがあれば、ぜひ受け取ってみましょう。
知人を頼る
同僚・取引先・友人など、既存の人脈を通じて新たな職場の情報を得ることができる点から、知人を頼る方法は、50歳からの転職活動においておすすめです。
知人はあなたの過去の業績や能力をよく知っている可能性があり、自分では認識していない強みやスキルを指摘してくれることがあります。
また知人は、自身の職場にあなたを推薦してくれる可能性があったり、非公開求人の存在を教えてくれたりするかもしれません。
このような情報は通常の求人検索では得られない貴重なものであり、競争相手が少なくなると考えられるため転職成功率を高められる可能性があります。
【未経験歓迎】50歳からの転職におすすめの職種

50歳から未経験の仕事に挑戦するのは難しいと思われるかもしれませんが、職種によっては、未経験でも挑戦することができます。
ここでは、50歳から未経験で挑戦できる職種を6つ紹介します。
タクシードライバー
タクシー業界では多くのシニア層が活躍しており、未経験からの挑戦が可能です。タクシードライバーなら経験・学歴を問わず、タクシー会社の正社員として安定した収入を得られます。
また、タクシーの運転には第二種免許が必要ですが、就職時においては不要です。タクシー会社のほとんどは免許取得支援制度を採用しており、免許取得にかかる費用の一部もしくは全額を会社が負担してくれるので、働きながら免許を取得できます。
タクシードライバーとして採用されるためには、視力に問題がなく、普通免許を取得してから3年以上が経過していることが条件です。給料は歩合制のため、営業エリアや成績によっては高収入も期待できるでしょう。
運送ドライバー
運送業界は若手に不人気のため、特にシニア層の需要が高くなっています。そのため、ドライバー経験がなくても、正社員としての転職が可能です。
運送ドライバーといっても、運ぶものやトラックの大きさは運送会社によって異なります。腰痛を抱えている場合や体力が心配な場合は、無理なく作業できる軽貨物のトラックドライバーがおすすめです。
トラックの大きさによっては、普通免許で運転できる場合もあります。運送ドライバーはトラックの大きさに応じた免許を取得する必要がありますが、就職時には持っていなくても問題ありません。
ほとんどの運送会社は免許取得支援制度を採用しており、免許の取得に必要な費用の一部もしくは全額を会社が負担してくれるので、働きながら免許を取得できます。
介護職
介護職は慢性的な人手不足から求人数が多く、転職先の選択肢が多い点がメリットです。ミドル層・シニア層が多く活躍している業界でもあります。定年退職がなく、長く続けられることも介護職の魅力です。
介護職に就くためには専門資格が必要ですが、就職の時点で取得していなくても問題ありません。転職後、最初に「介護職員初任者研修」という資格を取得することになりますが、働きながら資格取得が可能です。
次のステップとして「介護職員実務者研修」を取得し、最終的には国家資格である「介護福祉士」資格を取得するなど、介護職は未経験からでもキャリアアップしていくことが可能な、将来性のある職業といえます。
清掃スタッフ
清掃スタッフはミドル層・シニア層の女性が多く活躍している職業です。出産・育児を経て職歴にブランクがある方も、これまでの家事経験を活かして働くことができます。清掃する場所は、オフィスビルや商業施設、病院などさまざまです。
清掃スタッフについては、正社員の求人はもちろん、パート・アルバイト、契約社員など雇用形態の選択肢も幅広くあります。そのため、自身の叶えたいライフスタイルに合わせて就労時間などの選択が可能です。
保育補助
保育補助なら、保育士資格を持っていなくても保育士と同等レベルの業務が可能です。保育補助として働くために資格は不要ですが、基本的にはパートでの勤務となります。
保育補助は保育士のサポート的な存在として、掃除・洗濯・片づけ・行事の準備のほか、子どもと一緒に遊んだり、寝かしつけやおむつ替え、食事のサポートをしたりする仕事です。
育児経験がある方なら、資格を持っていなくても活躍できるほか、保育士と同等レベルの業務をこなすため、実務経験を積むこともできます。
保護者にとっても、自分より年下の方に子どもを預けるより、育児経験が豊富なミドル層・シニア層に任せるほうが安心できる場合もあるでしょう。
なかには保育補助として経験を積んだのち、50代で保育士の資格を取得する方もいます。保育士資格があれば正社員としての転職も可能です。
警備員
警備員として多くのミドル層・シニア層が活躍しており、未経験からでも受け入れてもらいやすい業界です。警備員が50代の転職先として人気な理由は、経験がなくても正社員として転職しやすい点や、残業が少なくワークライフバランスが取りやすい点にあります。
警備員は、比較的柔軟に勤務日や勤務時間を調整できるため、親の介護など家庭の都合と仕事を両立させたい方でも続けやすい職業です。
体力に自信がない方は、屋外の工事現場や道路で勤務する交通誘導ではなく、商業施設や病院、オフィスビルなどを巡回する施設警備が向いています。
50歳からの転職におすすめの資格

50歳から未経験の仕事に挑戦する場合は、業務に役立つ資格を持っていると選考を有利に進められる可能性があります。
ここでは、50歳からの転職におすすめの資格4つを紹介します。
普通自動車二種免許
普通自動車二種免許はタクシードライバーや運転代行など、旅客の輸送目的で普通自動車を運転する場合に必要な資格です。
普通自動車二種免許の取得条件は以下の通りです。
- 満21歳以上
- 第一種運転免許取得から3年以上が経過している
- 矯正視力が片眼0.5以上・両眼0.8以上
- 深視力検査で誤差が平均2cm以下
- 赤・青・黄色を識別できる
- 自動車運転に支障を及ぼす身体障がいがない
技能試験は難易度が高く、初回受験時の合格率は10%以下といわれています。タクシー会社に応募・入社時に取得していなくても問題ありませんが、あらかじめ取得しておけば熱意をアピールできるでしょう。
介護職員初任者研修
介護職の基礎知識や技術を習得する介護職員初任者研修は、介護施設や訪問介護で身体介護をする際に必要となる資格です。2013年3月までは「ホームヘルパー2級」と呼ばれていました。
民間の介護スクールで初任者研修カリキュラムを受講後、修了試験に合格すれば介護職員初任者研修を取得できます。働きながら資格を取得している方もいることからもわかりますが、難易度は低めです。
介護職に応募・入社する時点で資格を取得していなくても問題ないとはいえ、応募の時点で資格を保有しておけば即戦力となり、入社への熱意をアピールすることにもつながります。
フォークリフト
フォークリフトとは大量の荷物を積み込んだり移動したりする際に使われる特殊自動車で、次の6種類があります。
- カウンターバランスフォークリフト
- リーチフォークリフト
- サイドフォークリフト
- ウォーキーフォークリフト
- マルチディレクショナルフォークリフト
- オーダーピッキングフォークリフト
フォークリフトは倉庫での荷物移動や運搬に欠かせない存在であり、最大積載荷重が1t未満の場合は「フォークリフト運転特別教育」、1t以上の場合は「フォークリフト運転技能講習」の受講が必要です。
いずれも18歳以上であれば受講でき、合格率もかなり高いとされています。より幅広い需要に対応でき、実務に活きるのは「フォークリフト運転技能講習」です。
フォークリフト免許を取得しておけば、運送業界で活躍できるほか、大型ショッピングセンターやスーパーマーケット、製造工場や部品メーカー、物流センターなど、幅広い業種の倉庫内作業で役立ちます。
登録販売者
登録販売者とは2009年の改正薬事法から誕生した資格で、「かぜ薬や鎮痛剤など一般用医薬品(第2類・第3類限定)の販売を行うための専門資格」です。
登録販売者がいれば薬剤師がいなくても一般用薬品の販売が可能になるため、小売業界で需要の高い資格となっています。
登録販売者は薬剤師と混同されがちですが、販売できるのは一般用医薬品に限られ、第一類医薬品の販売や薬の調剤ができない点が薬剤師と異なります。
登録販売者を取得するには、年に1回実施される登録販売者試験を受験して合格する必要があります。試験問題は都道府県によって異なるため難易度は一定しませんが、合格率の低い地域で30%前後、高い地域で65%前後です。
登録販売者を取得すれば、薬局やドラッグストアだけでなく、医薬品を取り扱うコンビニエンスストアやスーパーマーケット、ホームセンターなど幅広い場所で活躍できます。
50代の転職体験談

ここでは、実際に50代で転職した方の中から、「転職に成功した」と感じている方の事例を3つ紹介します。
大手人材企業の営業部長経験者(51歳 男性)
51歳 男性大企業の営業部長として長年のキャリアを重ねてきましたが、マネジメント経験から人材育成に興味を持ち、採用や人材育成に携われる環境にチャレンジしたくなったため、転職することにしました。
複数の転職サイトや転職エージェントに登録して、これはと感じた求人に積極的に応募したため、応募数は25件になりました。
転職活動を始めた当初は自分のキャリアを過信して市場価値を正確に把握していなかったため、予想外に苦戦させられましたが、後半は営業実績や部下をマネジメントしてきた経験を具体的にアピールするようにしました。
中小企業の人事部管理職として転職することになり、年収は前職より減ったものの、求人マーケティングや採用、社員教育にスキルを生かせるようになったため、転職して良かったと思います。
食品メーカーの人事(55歳 男性)
55歳 男性業績悪化によりリストラが必要となり、社内の雰囲気も悪化してモチベーションを保てなくなったため、転職を決意しました。
思い切って異職種に挑戦することにし、転職エージェントに登録したり求人誌を見たりして、15社に応募しました。
最初は手当たり次第に応募して消耗しましたが、徐々に「人間関係の円満な職場で体を動かす仕事」と希望内容を絞り込めるようになりました。
フォークリフト免許を取得して食品メーカーの倉庫内作業に従事することになり、年収はかなり下がったものの、ノーストレスで楽しく働けるようになったので転職に成功したと思っています。
大手銀行の営業部長(55歳 男性)
55歳 男性役職定年を前に「まだ現場で活躍したい」と考えたため、転職を検討しました。
最初はハイクラス層に向けた転職エージェントに登録して管理職への転職を目指し、10社に応募しましたが、なかなか前職を超える待遇を受けられる転職先が見つからず、苦労しました。
そうするうちに、前職の取引先担当者が関与するベンチャー企業の顧問ポストに声がかかりました。これまでの経験を活用できる環境に思えたため転職を決めましたが、年収や企業規模が下がってしまったことに、やはり不満が残っています。
妥協せず、もっと満足できる転職先が見つかるまで探し続ければよかったです。
50歳からの転職によくある質問と回答

最後に、50歳からの転職によくある質問と回答を4つ紹介します。
- 50代で正社員として働いている人の割合は?
-
総務省統計局「令和2年国勢調査」によれば、50代の正社員の割合は男性がおよそ約72%、女性が38%となっています。
女性は出産や育児で離職するケースが多く、仕事のブランクが生じるため、正社員の割合が男性よりも低くなっています。
- 50代で転職に失敗している人に共通点はある?
-
転職に失敗している人に共通するのは、ネガティブな転職理由を伝えていること、現職の給与・ポジションにこだわりすぎていること、アピールできる具体的な専門的スキルや実績がないこと、柔軟性に欠けていることです。
ネガティブな転職理由を伝えてしまうと、企業側は「当社でも同じ理由で辞めてしまうのではないか」と危惧し、採用をためらってしまうでしょう。
また、これまでの給与・ポジションと同等レベルの求人しかチェックしない方は、待遇以外のメリットがある転職先を見つけにくくなります。
正社員としての転職にこだわっている方も、同様に自ら選択肢を狭めることに繋がりかねません。
- バイトも検討している50代におすすめの働き方は?
-
50代でバイトを含めた働き方を考えているなら、スーパー・コールセンターのオペレーター・建物の管理人や軽作業などがおすすめです。
これらの仕事は比較的、肉体的負担が少なく、勤務時間も柔軟に設定できる場合が多いため、50代のライフスタイルに合わせやすいと考えられます。
また、これまでの経験やスキルを活かせる職種を選ぶことも重要です。
例えば、人と接することが得意な方はコールセンターや接客業でのバイトが向いているかもしれませんし、手先が器用で細かい作業が得意な方は、組み立てや梱包の軽作業が適している可能性があります。
正社員と比較した際、気楽に働きやすいバイトを始めてみたい方は、以下の関連記事でおすすめのバイトや探し方などをチェックしてみましょう。
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50歳からの仕事探しが難しいと感じる理由は、新しい技術や業務プロセスの習得が難しく感じること、企業側が年齢を理由に採用をためらうことなどです。
世代間のコミュニケーションスタイルの違いや、変化への適応力などをふまえ、「50歳以上の求職者は扱いにくい」と考える企業は珍しくありません。
これらの課題に対処するためには、自分がどのような働き方を望んでいるのかや何を目的に働きたいのかを明確にすることが重要です。
自己分析を深め、自分の強みやキャリアの積み重ねが活かせる職種を選ぶことで成功の可能性を高められます。
50代からの仕事探しが難しいと感じている方は、以下の関連記事で未経験でも歓迎されやすい職種や仕事探しのコツをチェックしてみましょう。
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50歳からの転職は求人ジャーナルで!

50歳からの転職は長期戦になることを覚悟しましょう。自身の転職軸にマッチしており強みを活かせる企業がないか、常に求人を見ておくことも重要です。
求人ジャーナルではミドル層も歓迎する求人が多く登録されているため、ぜひ転職活動に向けた情報収集に活用してください。
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- 図1 完全失業率、有効求人率|早わかり グラフでみる長期労働統計|労働政策研究・研修機構(JILPT)
- 厚生労働省『 令和5年雇用動向調査結果の概要』
- 関東市場圏有効求人『有効求職年齢別バランスシート』
- 総務省統計局『令和2年国勢調査』
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