【55歳の転職に直面する現実】正社員は厳しい?成功の秘訣を指南

55歳の転職に直面する現実、正社員は厳しい?成功の秘訣を指南

55歳から転職することは可能かどうか、不安を抱えていませんか?実は、老後への不安や現職への不満などの理由から、55歳で転職を志す人は決して少なくありません。

一般的に55歳の転職は厳しいと思われがちですが、工夫次第で転職することは可能です。この記事では、55歳の転職を成功させるコツや、経験がなくても55歳から挑戦できる業界などを紹介します。

目次

55歳から転職を考え出す理由

55歳から転職するのは容易でないとされているにも関わらず、転職を考え始める方は意外にも多くいます。はじめに、55歳から転職を考え出す主な理由について、男女別に見ていきましょう。

男性に多い理由TOP5

令和3年雇用動向調査結果」によれば、55〜59歳の男性に多い退職理由のTOP5は次の通りです。なお、転職理由として「その他」に分類された項目に関しては除外しています。

  • 1位:会社都合
  • 2位:労働時間、休日等の労働条件が悪かった
  • 3位:定年・契約期間の満了
  • 4位:職場の人間関係が好ましくなかった
  • 5位:給与等収入が少なかった

50代半ばに入ると体力の衰えから無理が利かなくなり、残業や休日出勤などこれまで通りの働き方をするのが難しくなりがちです。労働条件が退職理由の第2位となっている背景には、こうした体力面の要因も少なからずあると考えられます。

また、給料が低いことも退職理由の上位に挙がっていることから、「自身の頑張りや成果を正当に評価してもらえていない」と感じている方もいることが分かります。定年退職や老後の資金について考えた結果、給料の低さに不満を感じる方が一定数いることが窺える結果といえるでしょう。

女性に多い理由TOP5

では、女性の退職理由についてはどうでしょうか。同様に「令和3年雇用動向調査結果」の結果から、55〜59歳の女性に多い退職理由TOP5を紹介します。

  • 1位:職場の人間関係が好ましくなかった
  • 2位:定年・契約期間の満了
  • 3位:介護・看護
  • 4位:労働時間、休日等の労働条件が悪かった
  • 5位:能力・個性・資格を生かせなかった

55歳の女性の中には出産・育児などのブランクを経て復帰している方もいることから、正規雇用ではない方も一定数います。55歳を皮切りに、定年や契約期間が満了し、やむを得ず転職に踏み切る方も少なくありません。

また、親世代の介護が必要になるケースもあることから、現在の労働時間や休日数では仕事を続けられなくなってしまう方もいます。このように、自分の意思では決められない理由によって、転職を余儀なくされるケースもあるようです。

55歳の転職が厳しいと言われる理由

55歳からの転職は、実際のところ厳しいのでしょうか。結論からお伝えすると、30代・40代の頃と比べて転職の難易度は高くなります。55歳の転職が厳しいと言われる主な理由について解説します。

55歳向けの求人が少ない

55歳の人材を対象とした求人は、20〜35歳程度までの若年層を対象とした求人と比べて少ない傾向があります。50代前半での転職と比較しても、難易度はさらに高くなるイメージです。

理由は、55歳は定年があと10年ほどに迫っており、新たに仕事を覚えて即戦力になるための期間を十分に確保できない年齢だからです。会社に貢献してくれる年数としても残り少ないことから、将来性の面においてもシビアな目で見られるでしょう。

さらに、55歳になると現場の第一線から退き、若手社員や後輩をサポートする役割に回るケースも多く見られます。55歳を過ぎて退職する既存社員は決して多くないことから、適任のポジションが空きにくいのが実情です。

採用ハードルが高い

55歳の人材は採用時に求められる要件が多く、企業に選ばれるためのハードルが高いという面もあります。55歳の人材には、これまでの社会人生活で培ってきたスキルや経験、豊富な業界知識などを持っていることが期待される傾向があるからです。

また、管理職を経験している人材も多いことから、経験やスキル、知見が不足している場合は正社員での転職が容易ではありません。

年収が下がる可能性がある

55歳以降の転職は、前職の年収よりも下がるケースが多いのが実情です。厚生労働省「令和3年雇用動向調査結果」によると、55〜59歳の転職入職者のうち、51.1%の方が前職よりも賃金が下がっていることが分かります。転職したからといって、年収が上がるとは言えないのです。

また、一般的に給料は役職につく人が増える50歳頃まで上がり続けます。55歳以降に転職する場合、前職と同じ役職もしくはそれ以上の役職につかない限り、転職後の年収は下がる確率が高いです。

年収が下がることが原因で転職を断念する人が少なくないことや、年収が下がることでプライドを傷つけられるように感じることも、55歳の転職は厳しいとされている要因の1つといえるでしょう。

マネジメントがしづらい

転職先でマネジメントがしづらいことも、55歳の転職が厳しいと言われる原因の1つです。55歳の人材は社会人としてすでに成熟していることから、変化を受け入れるのが難しいと思われがちです。

これまでの仕事のやり方や、成功体験にもとづく知見に固執してしまい、新しい仕事の取り組み方や考え方を柔軟に受け入れることが若年層と比べて難しくなる方が多くいます。

培ってきた経験・スキルに対するプライドもあるため、自分よりも年下の同僚や上司から仕事を教わることに抵抗を感じる人もいます。選考の段階で素直さや柔軟性があるかどうかが厳しく問われやすいことから、選考をパスできないケースも少なくありません。

55歳から未経験職種に挑戦するのは難しい?

55歳から未経験職種への転職に挑戦するのは難しいのでしょうか?結論としては、現実的に難しいケースのほうが多いでしょう。未経験者の募集は吸収力の高い20〜35歳あたりが目安となっていることが大半だからです。

これから新しいスキルを身につけ、経験を重ねて会社に貢献していくには定年までの残り期間が十分とは言えません。求職者自身にとっても、自分より年下の同僚や上司から仕事を教わりながら、慣れない環境で業務をこなしていくのは相当なストレスがかかることでしょう。

ただし、業界や職種によっては、55歳以上が多く活躍しているところもあります。業界や職種選びを工夫すれば、55歳からでも未経験の仕事に挑戦することは不可能ではありません。

【未経験OK】55歳の転職におすすめの業界

ここでは、55歳の転職におすすめの業界を紹介します。

介護業界

介護業界には50代が活躍している現場が多いことに加え、未経験からスタートしている人も少なくありません。慢性的な人手不足が続いており、定年制度を設けていない企業も見られます。

経験・資格がなくても採用されやすい点も特徴です。介護の入門資格として知られる「介護職員初任者研修」は働きながら取得できるほか、資格取得支援制度を設けている企業もあるため、現状は資格を持っていない人でも挑戦しやすいでしょう。

運送業界

運送業界では多くの50代が活躍しています。慢性的に人手不足になりがちな業界であり、業界・職種未経験の人材も積極的に採用している点が特徴です。

トラックドライバーの業務をこなすには、トラックの大きさに応じた運転免許の取得が必要となりますが、就職時点では必須ではありません。応募段階では、普通免許を取得してから3年経っていることを条件としている企業が多いです。

免許取得にかかる費用の一部、もしくは全額を負担してくれる会社が大半のため、入社後に働きながら大型免許を取得することも可能です。

また、運送業界には、ドライバー以外にも倉庫の仕分けやピッキング、検品といった仕事もあります。

タクシー業界

タクシー業界の平均年齢は他の業界と比べて高い傾向があるため、55歳からでも十分に活躍できます。普通免許の取得から3年が経過しており、かつ視力に問題がなければ未経験でも採用されやすい業界です。

また、タクシーの運転には二種免許が必要ですが、就職してから取得すれば問題ありません。二種免許の取得にかかる費用の一部、もしくは全額を負担してくれる会社がほとんどなので、金銭面での心配もほとんど必要ないでしょう。

保育業界

保育業界は慢性的に人手不足であることに加え、子育ての経験が活かせる業界といえます。保育士の資格がなくても、保育補助(非正規)で活躍することは可能です。

保育補助は、保育現場で保育士のサポートをします。園内の掃除、洗濯、片づけの他に、子供たちと遊んだり寝かしつけや食事のサポートをしたりと、非正規とはいえ仕事内容は保育士とほとんど変わらないケースもめずらしくありません。

また、保育士資格には年齢制限がないことから、50代から保育士資格の取得を目指す人もいます。中には、保育補助として経験を積んだのちに、保育士の資格を取っている50代もいます。

警備業界

警備業界は人手不足の傾向があることから、未経験者も積極的に採用している業界の1つです。勤務日や勤務時間を比較的柔軟に調整できるため、親の介護など家庭の都合と仕事を両立させやすいでしょう。

警備を行う場所は商業施設やオフィスビル、公共施設、テーマパークなど様々です。中高年層の警備員は利用者に安心感をもたらすこともあるため、年齢の面で不利にならないケースも多いでしょう。

55歳の転職に求められるスキル・経験

転職を成功させるには、企業が55歳の人材に対して何を求めているのかを事前に把握しておくことが重要です。ここでは55歳の転職に求められるスキル・経験について紹介します。

業務処理能力

20代〜30代の人材に比べると、55歳の人材が吸収力や行動力の面で優位に立つのは容易ではないかもしれません。しかし、培ってきた経験やスキルは若手の人材よりも豊富です。

これまでの社会人経験を通じて得られたスキルや知見を活かし、業務を的確に遂行する能力が求められるでしょう。

一般的な業務であれば経験を積むことで大半の人がこなせるようになるため、決定的なアピール材料にはなりません。過去にさまざまな困難やトラブルに遭遇した際にどう切り抜けてきたのか、経験に裏打ちされた業務処理能力をアピールすることが大切です。

マネジメントスキル

55歳になると、管理職経験者の割合が高くなります。役職についていなくても、若手や新人の育成指導などの経験がある人は多いでしょう。自身がこれまでに直面してきた問題やトラブルに対処した経験を通じて、若手を育成していく能力が求められます。

転職先で役職につけるかどうかはともかく、若手の手本となって導いていく役割を果たすことになるでしょう。ただし、自身の仕事のやり方を若手に押し付けたり、古い慣習に固執したりするのはNGです。

柔軟性

55歳の人材に対して、自社の社風に馴染めるかどうか、他の従業員とうまくやっていけるかどうかを懸念する採用担当者は少なくありません。新たな環境に適応するには、積極的に他の従業員とコミュニケーションを取ったり、基礎的なことでも不明点は自分から質問したりする姿勢が求められます。

前職までの仕事のやり方や自身の価値観に固執していると、転職先での仕事のやり方や職場環境、人間関係に馴染めず浮いてしまう恐れがあります。

新しい物事を柔軟に取り入れていく姿勢は、55歳の人材にとって重要なポイントです。面接においても、必ずアピールしておくべき要素といえるでしょう。

定着性

企業としては、採用した人材が短期間で退職してしまうのは大きな痛手です。20代〜30代の人材は選択肢が多い分、「仕事内容や職場の雰囲気が合わなかった」などの理由から数年で退職してしまう可能性があります。

しかし、55歳の人材は転職先の選択肢が若手ほど多くないことに加えて、定年まで働ける職場を求める傾向があることから、定着しやすいという見方をされる場合もあります。

また、定年までの見通しが立っていることから、先々の採用スケジュールを立てやすいというメリットもあるでしょう。そのため、面接では「多少嫌なことがあっても忍耐強く続けてくれそうだ」といった印象を与えることが大切です。

55歳で転職成功している人の特徴

55歳からの転職はハードルが高いものの、転職に成功している人も少なからず存在します。ここでは、55歳で転職成功している人に共通する特徴を見ていきましょう。

転職理由がポジティブ

転職理由を聞かれた際に、ポジティブな回答ができる人は55歳からの転職に成功しやすい傾向があります。

面接では必ずと言っていいほど「55歳という経験もスキルも蓄えた年齢で、なぜこれまで勤めてきた会社を退職しようと思ったのか」と、転職理由を聞かれるでしょう。

ここで前職の給与・待遇に対する不満や人間関係でのトラブルなど、ネガティブな理由を挙げてしまう人は選考を通過しにくくなりがちです。

定年まで残り少ない時期に差し掛かっていても転職に成功している人は、新たな挑戦やスキルアップなど、ポジティブな転職理由を伝えています。年齢を重ねても向上心があり、これまでに培ってきた経験やスキルにあぐらをかいていないことが、55歳からの転職を成功させる重要なポイントの1つです。

スキル・経験の棚卸しができている

55歳の人材には、若手にはない豊富な経験とスキルが備わっています。自身がこれまでどのような経験やスキルを積み上げてきたのか、それを転職先の企業でどう活かしていくのかを説明できる人は、転職を成功させやすいでしょう。

反対に、長い社会人経験の中で積み上げてきたスキルやキャリアがあったとしても、うまく活かせない環境を選んでしまうと、全くの未経験者として見られてしまいます。

仮に転職できたとしても、入社後に活躍しづらい状況になりかねません。まずは自身のスキルや経験を棚卸しし、整理して伝えられるようにしておくことが大切です。

謙虚な姿勢をアピールできている

どれほど優れた実績を持っていたとしても、プライドが高く素直さに欠ける印象を受けるようでは、企業側としても採用を躊躇せざるを得ないでしょう。こうしたタイプの人は、入社後も現場で「扱いづらい」社員となる可能性が高いからです。

そのため、面接時の言葉遣いや振る舞いには十分に注意を払いましょう。新しい環境や人間関係、仕事の進め方にも馴染めるよう、積極的に自ら行動していく姿勢をアピールすることが重要です。

体調管理が万全

55歳の人材を採用する際に、企業が見ているポイントの1つに健康面が挙げられます。年齢を重ねると、生活習慣病のリスクが高まるだけでなく、体調を崩しやすくなりがちです。入社後にたびたび体調を崩すようでは、企業側としても損失が大きくなってしまいます。

健康診断の結果だけでなく、規則正しい生活やバランスの取れた食事など、普段から健康面に気を遣っていることを伝え、企業側の不安を払拭できるようにしましょう。

55歳で転職に失敗している人の特徴

反対に、55歳から転職活動を始めても、なかなか選考を通過できない人もいるのが現実です。ここでは55歳で転職に失敗している人によく見られる特徴を紹介します。

前職の不満が多い

転職を決意している以上、前職の勤務先に対して何らかの不満を抱えているのは決して不自然なことではありません。

ただし、面接で転職を決意したきっかけを聞かれた際、「上司とうまくいかなかった」「ルーティンワークばかりでやりがいがない」「給料が低い」といった不満を挙げてしまうのはNGです。

応募先の面接官は、採用しても再び不満を言い始めて辞めてしまうのではないか、と不安に感じるでしょう。「ルーティンワークばかり」→「常に新しいことに挑戦できる環境に身を置きたい」など、転職後に挑戦してみたいことや、経験・スキルをどのように活かしたいかなど、ポジティブな転職理由に置き換えることが非常に重要です。

柔軟性に欠ける

55歳になると、積み重ねてきた経験や過去の成功体験によって、仕事の進め方が固定化されてしまう場合があります。

しかし、転職すれば仕事の進め方は少なからず変化するでしょう。たとえ前職と同じ業界・職種であっても、勤務先が変われば新たな環境に適応していくことが求められるはずです。

転職するからには、状況に応じて仕事のやり方を変えなくてはならない場合もあります。柔軟性に欠ける印象を与えることのないよう、十分注意が必要です。

前職の立場や年収にこだわってしまう

転職に失敗している人の中には、前職での役職や年収を下げたくないという思いから、選択肢を狭めてしまっている人もいます。給料が高い求人や一定のポジションにつくことが約束されている求人は、相応に倍率も高く採用のハードルも高くなりがちです。

自身の経験やスキルを客観的に把握できていないと、採用のハードルが高い求人にばかり応募してしまい、選考を通過できなくなる恐れがあります。一般的に55歳での転職は若手よりも厳しいことを念頭に置き、ある程度妥協する必要があるでしょう。

正社員の求人しか見ていない

とくにブランクのある方やアピールできる経験・スキル・資格がない方の場合、正社員での転職は難しい可能性があります。

今から新たなスキルを身につけて即戦力として活躍するのは現実的に難しい年代のため、これまでに培ってきた経験・スキルを選考でアピールするしかないのが実情です。

経験やスキルに自信のない方は、正社員だけでなく、契約社員や派遣社員、アルバイト・パートの求人も見ておくことで選択肢が広がります。結果的に転職先が見つかる確率も高まることから、正社員の求人のみに固執しないことが大切です。

55歳の転職を成功させるポイント

55歳の転職を成功させる上で重要なポイントを紹介します。次に挙げる4点を押さえて、転職活動に臨みましょう。

働きながら転職活動をする

55歳を対象とした求人数はそもそも少ないため、転職活動が長期化する可能性があります。一旦仕事を辞めてから転職活動を始めた場合、内定がなかなかもらえないと貯蓄を切り崩して生活するしかありません。転職活動に焦りが生じやすく、安易な判断をしがちになります。

また、55歳は定年に向けてできるだけ老後資金を貯めておきたい時期でもあり、無収入の期間は極力作りたくないところです。転職活動が長期化することも視野に入れ、仕事を続けながら転職活動を継続していくことが成功の秘訣といえるでしょう。

経験・スキルを活かせる場所を見つける

55歳の人材の強みは、長い社会人生活の中で培ってきた経験とスキルです。強みとなる経験・スキルは積極的に活かして転職活動に臨むべきでしょう。

自身の経験やスキルが活かせない職場を選んでしまうと、全くの未経験者として見られることになります。年下の同僚や上司から仕事の基本を教わることになるなど、人間関係でストレスを感じる場面も多くなりがちです。転職した後のことも考えて、自身が活躍できる職場を見つけることが転職成功の秘訣でもあります。

転職の目的を明確化させる

55歳からの転職で年収アップを目指すのは難易度が高いため、年収を希望条件とした転職を実現するのは容易ではありません。年収以外で転職の目的を明確にしておくことが大切です。

一例として、「定年まで長く働き続けられる会社に転職したい」「自身の経験やスキルを活かせる環境で働きたい」「やりがいを感じられる仕事に就きたい」などが転職の目的として考えられるでしょう。

転職を考え始めたきっかけを思い返し、自身が叶えたい目的を明確にしておくことが大切です。

自身の市場価値を客観的に見る

現状、自身の市場価値がどのように判断される可能性が高いのか、客観的な視点から確認しておくことも重要なポイントです。自身の市場価値を見極められていないと、条件の良い求人にばかり応募してしまい、なかなか選考を通過できません。

確認しておくべきことは、現状のスキル・経験・実績・専門性です。客観的に見た場合に市場価値があまり高くないようなら、転職先に求める条件を妥協するか、正社員以外の雇用形態も視野に入れて求人を探していくことをおすすめします。

55歳からの転職体験談

実際に55歳から転職活動を始めた方々の転職体験談を紹介します。転職理由や苦労した点、工夫した点など、転職に成功・失敗した要因を読み解いていきましょう。

医療メーカーの総務課長(55歳 女性)

55歳 女性

前職では大手医療メーカーの総務課長を務めていましたが、55歳を機に管理職定年を迎え一般社員となりました。

後任の課長が優秀だったので、私の居場所がなくなってしまったように感じたこと、これまでやりがいを持って取り組んでいたポジションを外され、仕事に力が入らなくなってしまったことが転職のきっかけです。

転職活動は主に求人サイトを利用しました。8社応募したうち3社の書類選考に通過し、1社から内定をいただいたのですが、55歳という年齢が最後まで懸念材料だったようです。

面接時には、新たな環境で一からやり直したいという思いを前面に出してアピールし、やりがい重視で給与や役職にはあえて固執しませんでした。

転職後は年収こそやや下がったものの、65歳まで正社員で働くことができる職場が見つかったことで精神的に余裕ができたように感じます。

物流・倉庫業の物流企画(57歳 男性)

57歳 男性

物流の仕事に長年携わってきたものの、50代半ばに差し掛かった頃から残業が多い職場環境が体力的にきついと感じるようになり、物流の知識を活かせる転職先を探し始めました。

転職エージェントに登録したところ「紹介できる求人はない」と言われてしまい、求人サイトで求人を探すことに。12社ほど応募したところ、1社から内定をいただくことができました。

選考では、配送業者との困難な価格交渉にどう対処してきたのか、できるだけ詳細に伝えるようにしました。転職後は月の残業時間が前職の3分の1程度となり、体力的に負担が少ない環境で働けるようになったことが大きな収穫です。

IT企業のマーケティング部長(59歳 男性)

59歳 男性

マーケティング部長として50人以上の部下を抱えていましたが、経営陣と意見が対立するようになり、役員と口論になったことをきっかけに退職しました。

ハローワークに通い始めたところ、マーケティングとは全く関わりのないトラックドライバーや清掃員の仕事を紹介され、経歴を評価されていないことに愕然としたのを覚えています。現在まで20社以上に応募しましたが、全て1次選考で不採用になっている状況です。

今思えば、求人サイトや転職エージェントなど、ハローワーク以外にも求人を探す手段はありました。今も失業給付を受け取りながら求職活動中ですが、在職中から転職活動を進めておくべきだったと後悔しています。

ブランクありの経理事務(56歳 女性)

56歳 女性

3人の子供が独立したのをきっかけに、仕事に復帰したいと考えるようになりました。30代まで経理事務の仕事をしていたので、同じ職種なら就職先が見つかるだろうと安易に考えていました。

ところが、この20年間で経理の仕事は大きく様変わりしており、クラウド会計ソフトを使用した経験やWEB系の知識がほとんどなかったことが、選考に落ち続けた要因の1つだったようです。

30社以上応募した中で、ようやく就職できたのは小さな法律事務所のパートでした。経理事務とはいえ、事務職は私1人なので庶務もこなさなくてはなりません。経理事務に今求められているスキルや知識について、事前によく調べておくべきだったと思っています。

55歳の転職でよくある質問と回答

最後に、55歳の転職でよくある質問と回答を紹介します。疑問や悩みを解決する上でぜひ役立ててください。

55歳女性で資格・スキルなしは厳しい?

55歳は定年までの残り期間が少なく、新たにスキル・知識を習得するための期間が十分に確保できません。そのため、資格・スキルなしで正社員として転職するのは現実的にかなり厳しいでしょう。

経験やスキルに自信がなければ、人材不足の傾向がある介護業界、清掃業界、警備業界、接客業などの求人を重点的に探してみることをおすすめします。また、正社員の求人のみにこだわらず、長く続けられそうなアルバイト・パートの求人も見ておくのがおすすめです。

職歴が多いと55歳の転職は難しい?

55歳は社会人経験が長いことから、転職を経験している人の割合は決して低くありません。ある程度の転職回数であれば、それほど気にする必要はないでしょう。

重要なポイントは、転職回数よりもその中身です。入社後すぐに退職していたり、短期間で転職を重ねていたりすると、忍耐力がないと思われるリスクが高くなります。また、転職理由も重要な要素の1つです。正当な理由のある転職であれば、ネガティブに捉えられない場合もあります。

転職回数の多さが幅広い経験や高いスキルとして実を結んでいるのであれば、多角的な人材として、むしろプラス評価につながる場合もあります。過去に経験した転職について、転職理由やそこで培った経験・スキルを1つ1つ洗い出しておくことが重要です。

55歳からの転職は求人ジャーナルで!

55歳から転職活動を始める場合には、自己分析や転職目的の明確化はもちろんのこと、どのような求人が出ているか情報収集を行うことが重要です。求人ジャーナルにはシニア歓迎の求人も数多く掲載されています。どのような業界・職種で求人が出ているか、ぜひ確認してみてください。

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