「今日はバイトに行きたくない」と感じるのは、誰しも一度は経験があるのではないでしょうか。
体調不良でないにも関わらずバイトに行きたくないと感じる場合は、バイト先や仕事に対して何か不満があるのかもしれません。
この記事では、バイトに行きたくないと感じる原因や対処法について詳しく解説していきます。
バイトに行きたくない理由

バイトに行きたくないと感じるときは、なぜそう感じるのか原因を探ることで適切な対処法を見つけやすくなります。バイトに行きたくないと感じてしまうときの理由を見ていきましょう。
入社したてで失敗ばかりしてしまう
入社したてで慣れない業務をこなす中、失敗ばかりしてしまうと、バイトに行きたくなくなってしまいます。慣れないうちは覚えることが多く、同じ業務でも他の従業員の倍以上時間がかかってしまうことも多いでしょう。
社員や先輩から指摘されることが多かったり、周りに迷惑をかけてしまったりすると、「また失敗したらどうしよう」と萎縮してしまいがちです。
このように仕事に慣れていないうちはミスが多くなり、バイトに行くこと自体に緊張してしまっている可能性があります。
人間関係がうまくいかない
バイト先での人間関係がうまくいかず、バイトに行くのが憂鬱な人も多いでしょう。
バイト先の人間関係がすでに出来上がっていて輪の中に入れなかったり、勤務先に苦手な人がいたりすると、人間関係を構築するハードルは高くなってしまいます。
このように、特にいじめや嫌がらせを受けたわけではなくとも、バイト先に相談できる人や雑談をできるような友人がいないと、バイトが楽しいとはなかなか思えません。
人間関係のトラブルは自分の努力ではどうしようもできないため、バイトに行きたくなくなってしまうのは当然のことと言えます。
仕事が楽しくない
そもそも仕事が楽しく感じられないと、バイト先に行くこと自体が億劫になってしまいます。
例えば、人と話すことが好きで飲食店のバイトを始めたにも関わらず、人と会話せず黙々と料理を作るキッチンの担当を任されてしまうなど、希望する働き方と全く違っていては、仕事も楽しめません。
また、長く同じバイト先に勤めていると、ルーティンワークばかりで仕事にやりがいを見出せなくなってしまうでしょう。
仕事のやりがいや面白みを見出せない状況が続くと、バイトの時間がストレスになり、行くのが億劫になってしまいます。
苦手なお客様がいる
接客のバイトをしていると、苦手なお客様の対応に神経がすり減ってしまうこともあるでしょう。
接客業をしていくうえで、ある程度は割り切ることが重要ですが、頻繁に来る常連のお客様が苦手な場合や、想像以上に客層が悪いお店に勤めてしまった場合は、どうしてもストレスが溜まってしまうものです。
対応に困るお客様の来店が続く場合は、自分一人で対応せず、先輩や店長などの責任者に相談して一緒に対応してもらいましょう。
社員・先輩が厳しい
不必要に言い方が厳しかったり、ネチネチと小言を言われたりと、社員や先輩からよく叱られる職場では、バイトの時間が楽しいとはなかなか思えません。
注意の仕方が厳しすぎる場合や、一度教えたことは質問しても二度と教えてくれないなど、教育方針が厳格な職場も中にはあります。
ミスをしてしまうなど、自分にも非がある手前、「自分が悪い」と追い込んでしまう人もいるでしょう。
社員・先輩が厳しいあまり、叱られないために行動するようになってしまっている場合は注意しましょう。萎縮してしまってまともに仕事ができないと感じる場合は、バイトを変えることも考えてみてください。
前回ミスをしてしまった
前回シフトに入っていたときにミスをしてしまった場合は、迷惑をかけてしまった気まずさから、バイト先へ行きづらくなってしまうこともあるでしょう。
仕事でミスをしてしまうのは誰しもありえることですが、真面目な人ほど引きずってしまいがちです。
特に大きめのミスをしてしまい、周りのスタッフや上司の仕事を増やしてしまった場合は、申し訳なさから一段と落ち込んでしまうものです。
なんとなくだるく感じる
バイトがだるく感じることは誰にでもあります。特に理由がなくても気分が乗らない日もあるでしょう。
モチベーションを維持するためには、バイト後に好きなものを食べたり、欲しいものを買うなど、自分へのご褒美を設定するのが効果的です。無理をせず、自分のペースで取り組むことが大切です。
バイトに行きたくないときの対処法8選

バイトに行きたくない理由が分かったら、原因に合わせた対処法をとることが大切です。バイトに行きたくないときの対処法を紹介していくので、自分に合った方法を試してみましょう。
1. マニュアルやメモを確認する
バイトを始めたばかりで仕事を一通り覚えられていない場合は、仕事の流れを把握するためにマニュアルやメモを確認しましょう。
開店作業・閉店作業・レジの操作方法といった基本的なことはマニュアルやメモを見返して復習することで、一連の業務を理解できます。
仕事を少しずつでも覚えることでミスが減り、バイト先に貢献できているという実感が持てるはずです。バイト先で活躍できるようになると、徐々にバイトが楽しくなってくるでしょう。
2. 給料を計算する
バイトのモチベーションを上げる方法として、給料を計算するのもおすすめです。今月は給料日にいくらもらえるかを計算することで、バイトをしていて良かったと思えるようになります。
また、給料が入ったら何に使うか計算して、計画を立てておくのもモチベーションを上げる有効な手段の1つです。
「今日の出勤を頑張れば、給料がこれだけプラスになる」「あと何回バイトを頑張れば給料が入る」など、意識してみましょう。
3. 人間関係の悩みは責任者へ相談する
他のスタッフから嫌がらせを受けていたり、叱り方が原因でやる気が削がれていたりするなど、人間関係のトラブルは、バイト先の責任者に相談してみましょう。
相談することで責任者を通じて本人に注意してもらえたり、苦手な人とシフトが被らないよう調整してもらえたりする場合もあります。
責任者へ相談する際は、事前に忙しくないタイミングで相談の時間をもらえないか確認しましょう。
4. 家族や友人に愚痴を聞いてもらう
家族や友人など、身近な人にバイト先の愚痴を聞いてもらうのも1つの方法です。バイトに行きたくない場合は、自分一人で抱えるのではなく、他の人に相談してみることで気持ちが落ち着く場合もあります。
モヤモヤした気持ちを吐き出したり、誰かに共感してもらったりするだけでも気持ちがスッキリし、バイトをまた頑張ろうと思えるかもしれません。
5. バイト終わりに楽しみを作る
バイト終わりに楽しみを用意しておくのも有効です。日頃の頑張りを労う名目で、自分へのご褒美を買ったり、友人と会う約束をしたりなど、楽しみを作っておくことで、バイトを頑張る原動力になります。
ただし、大きな出費をともなうことは続けにくいため、気になっていた映画を見たりケーキを買っておいたりと、継続しやすいささやかなご褒美にするのがポイントです。
6. 早めに家を出る
いつもより早めに家を出るのもおすすめの方法です。バイトに行きたくないからといって、シフトが始まるギリギリの時間に出勤すると、気持ちが切り替えられずに、バイト先に行くまでの道のりが憂鬱な気持ちになってしまいます。
バイトの時間まで軽く散歩したり、バイト先に早めに行ってスタッフと談笑したりすると、案外スムーズに仕事モードに切り替えられるでしょう。
7. 軽く運動する
心身のリフレッシュのためにも、日頃から軽い運動を取り入れてみてください。
家でダラダラしていると、余計に動き出すのが億劫になってしまったり、バイトの嫌な部分を悶々と考えてしまったりするものです。
出勤前に30分以内のジョギングやストレッチを取り入れるなど、その後のバイトにも支障をきたさない程度の軽い運動を取り入れてみましょう。
8. 思い切って休む
体調が悪い場合や、バイトに行きたくない気持ちから精神的に落ち込みすぎてしまっている場合は、思い切って休みを取ってみましょう。
休む際は、まずは店長やシフトの管理者といった責任者に連絡を入れてください。その後シフトを代わってくれる人を探し、なるべく欠員が出ないように配慮するのがベストです。
ただし、仮病やただ単に面倒くさいという理由だけで休むのはNGです。発覚した場合に信頼を失い、ますます働きにくくなってしまいます。
9. バイトを変える
色々な方法を試しても気分が晴れない場合や、時間が経ってもバイトへ行きたくない気持ちがおさまらない場合は、バイトを変えることも選択肢に入れてみましょう。
人間関係やバイト先の教育体制など、自分の努力ではどうしようもできないこともあります。バイト先の環境が自分と合っていないかもしれません。
バイトを2~3ヶ月以上続けても改善しない場合は、思い切って辞めて、新しいバイトを見つけるのも選択肢の1つです。
\ 今すぐ新しいバイトを探すなら求人ジャーナルで! /
バイトに行きたくないときに避けるべきNG行動

バイトに行きたくないと感じることは、誰にでも起こり得るものです。そんなとき、感情に任せて行動してしまうと、職場での信頼を失ったり、周囲に迷惑をかけてしまうことがあります。
ここでは、バイトに行きたくないときに避けるべき3つの行動について、解説いたします。
無断欠勤をする
バイトに行きたくない気持ちから無断欠勤をしてしまうと、職場に迷惑をかけるだけでなく、自分の信頼や評価にも悪影響を及ぼします。
どうしても出勤できない場合は、できるだけ早めにバイト先へ連絡を入れるようにしましょう。連絡をすることで、周囲への影響を最小限に抑え、信頼関係を保つことができます。
仮病を使って休む
バイトを病気で突然休むことは、誰にでも起こり得ることです。ただし、行きたくないからといって仮病を使って休むのは避けましょう。
仮病を使えば一時的に休むことはできるかもしれませんが、嘘が周囲に知られてしまうと、職場での信頼を失い、立場が悪化する可能性があります。
また、本当に体調が悪いときに「嘘をついているのではないか」と疑われ、必要なときに休むことが難しくなるリスクがあります。信頼を守るためにも、正直な対応を心がけることが大切です。
感情的にバイトを辞める
「もう行きたくない!」と感情的にバイトを辞めることは、その場では気持ちが楽になるかもしれませんが、後々トラブルや後悔を招く可能性があります。
急に辞めることで職場に迷惑をかけたり、給与や退職手続きに関する問題が発生することもあります。
感情が高ぶった場合は、すぐに行動せず、一晩冷静に考える時間を持つことが大切です。
辞める場合は2週間前には連絡を

バイトを辞める場合は、店長や周りのスタッフに迷惑をかけないためにも、退職日の2週間前までには連絡を入れるようにしてください。
無断欠勤やバックレ行為は、周りに迷惑をかけるため絶対にやめましょう。退職後に源泉徴収票などの書類が必要になり、後々気まずい思いをしながらバイト先に取りにいかなければならない可能性もあります。
まずは店長などの責任者に辞めることと、辞める理由を直接伝えましょう。辞める理由を詳しく伝える必要はありませんが、伝えた方が相手の理解を得やすくなるので、以下のように伝えるのがおすすめです。
【退職理由の例】
「就活に専念したいので、申し訳ありませんが来月末で辞めさせて頂けませんか」
「来年の受験に向けて学業に集中したいので、3月末で辞めたいと考えています」
その他、バイト先で決められた退職手続きがある場合は、退職日までに済ませるようにしてください。

失敗しないバイトの選び方

バイト選びで後悔しないためには、応募の段階で自分に合ったバイトかどうかを精査することが重要です。
ここからは、失敗しないバイトの選び方を紹介していきます。
自身の性格を分析する
自分の性格を分析して、バイトの業務内容と合っているか見極めましょう。先輩や友人から勧められたからといって、そのバイト先が自分の性格と合っているとは限りません。
安易にバイト先を選んでしまうと、「接客業だと思ったら裏方だった」「こんなに忙しい店舗だとは思わなかった」などのミスマッチを引き起こしてしまいます。
まずは「人と話すことが好き」「適度に身体を動かしたい」「自分のペースで黙々と作業をしたい」など自分の性格を知り、それに合わせてバイト先を選びましょう。
通いやすいところを探す
自宅や学校からの距離を考慮して、通いやすいバイト先を選ぶのも重要です。バイト先までの移動時間が長いと、バイト先へ行くのが面倒になってしまう原因にもなります。
また、バイト先が遠いと移動に時間がかかってしまい、シフトに入れる時間も減ってしまいます。効率よく稼ぐためにも、通いやすい範囲のバイト先から選んでみてください。
バイト先の雰囲気も重要
あらかじめバイト先の雰囲気を知っておくことも大切です。
気になるバイト先がお店の場合、バイト先の雰囲気を知るためにも実際に訪れてみましょう。スタッフの年齢層や、スタッフ同士の会話などからバイト先の雰囲気をなんとなく掴めます。
加えて、何度かお店に足を運んでおくと、スタッフがミスをしてしまったときの対処法もチェックできるかもしれません。
採用後に「思っていた雰囲気と違った」と後悔しないためにも、できれば面接前に1度足を運んでみましょう。
バイトに行きたくない場合によくある質問と回答

最後に、バイトに行きたくない場合によくある質問と回答を紹介します。
- バイトは最低でも何ヶ月続けるべき?
-
原則、採用時に交わした契約期間の間は続けましょう。
基本的にはどのようなバイトであっても、雇用先と労働契約を書面で結ぶため、雇用期間がある場合はその旨記載があります。雇用期間に定めがある場合は原則その期間はバイトを辞められません。
ただし、自身や家族の健康状態が悪化して働き続けるのが困難になった場合や、職場に問題がある場合など、やむを得ない事由がある場合は、例外的に契約期間内でも契約を解除することができます。
まずは店長といった責任者に報告・相談するようにしましょう。
反対に、契約期間の定めがない場合は、特に何ヶ月続けなければならないなどの縛りはありません。ただ、バイトを辞める場合は退職日の2週間前までに伝えなければならないため、最低でも2週間は続ける必要があります。
- バイトに慣れるまでに何日かかる?
-
シフトにどれくらい入っているかにもよりますが、1ヶ月程度が目安です。これは、スタッフの顔と名前を覚えて、バイト先に行くことに緊張しなくなるタイミングを指しています。
ただし、慣れるのには個人差があるため、一人前のスタッフとして働くのに数ヶ月かかる人もいます。
初めは知らない人だらけ、分からないことだらけなのが当然なので、焦って慣れる必要はありません。仕事に慣れようと張り切りすぎず、自分のペースで取り組みましょう。
新しくバイトを探すなら求人ジャーナルで!

本来バイトは、バイト仲間に出会えたり仕事がいい気分転換になったりと、楽しく稼げる時間です。バイトのたびに行きたくないと感じている場合や、時間の経過で解決しない場合は、バイト先が合っていない可能性もあります。
バイトの前に気持ちがひどく落ち込んでしまったりお腹の調子が悪くなったりと、心身の不調を感じる場合は要注意!バイト先を変えることも考えてみてください。
求人ジャーナルでは、さまざまなバイト求人を掲載しているため、あなたに合ったバイト先がきっと見つかるはずです。ぜひチェックしてみてください。
\ 新しくバイトを探すなら求人ジャーナルで! /
エリアと条件から仕事を探す