パートを辞めたい方必見!角が立たない退職理由を例文付きで紹介

「パートを辞めたい!」角が立たない退職理由を例文付きで紹介

「仕事の内容が自分に合わない」「職場の人間関係がうまくいかない」などの理由で、パートを辞めたいと感じたことはありませんか?

この記事では、パートを辞めるときに使いやすい、角が立たない退職理由を例文付きでわかりやすくご紹介します。

また、退職をスムーズに進めたい方のために、パートを辞めるときの流れ・手順や円満に退職するためのポイントを解説します。

本記事の監修者
コラム監修者_岸田佳祐
岸田佳祐

ユニークキャリア株式会社の元代表取締役、国家資格キャリアコンサルタント。一般社団法人キャリア協会の元代表理事。

上記は過去の就任実績に基づくものです。

加盟団体:一般社団法人 日本人材紹介事業協会、公益社団法人 全国民営職業紹介事業協会。有料職業紹介許可番号:13-ユ-314534。

学生時代に制作した就活メディアを上場企業へ売却した実績があります。

岸田佳祐オフィシャルサイト

目次

【例文付き】角が立たない退職理由

退職の際に不満をそのまま伝えると自分本位な印象を与えてしまうため、円満退職をするコツとして、周囲が納得できる理由を用意しておくことが重要です。

ここでは、角が立たない退職理由を例文付きで7つ紹介します。

仕事と家庭の両立が難しい

仕事と家庭の両立で悩む主婦は多いため、退職理由として共感を得やすいです。しかし、「パートを始める前から予想できたのでは?」という疑問を持たれてしまう可能性もあります。

周囲の理解を得るには、「想像よりも両立が難しかった」「就職前と今で家庭の状況が変わった」というように、悩みとともに自分だけの問題ではないことを伝えましょう。

【例】
この度、家庭の状況が変わり、家事や育児の負担が増えたことで、体力的に厳しい状況となってしまいました。誠に申し訳ありませんが、○月末をもって退職させていただきたいと考えております。

体調不良

体調不良を理由にパートを辞めたい場合、民法第628条「やむを得ない理由」に該当するため、即日退職が可能です。

持病の悪化や職場が原因で発症した精神的にな症状など働き続けることが困難な状況においては、雇用契約を直ちに解除することが認められています。

ただし、突然出勤しなくなったり、欠勤したまま連絡をせずに辞めてしまうと、勤務先に迷惑をかけるだけでなく、トラブルの原因にもなるため、円満に退職するための適切な手順を踏むことが重要です。

【例】
体調不良が続いており、医師から療養が必要との診断を受けました。そのため、業務の継続が困難な状況です。誠に勝手ではございますが、退職させていただきたく存じます。

勤務時間・シフトが合わなくなった

「勤務時間の変更」や「シフトが合わない」という理由は、家庭や個人の事情を優先する正当な退職理由として受け入れられやすいでしょう。

退職を申し出る際は、就業規則を確認し、次月のシフトが確定する前に早めに意思を伝えることが重要です。また、詳細を求められた場合に備え、簡潔に背景を説明できる準備をしておくと安心です。

【例】
家庭の事情により、現在のシフトでは両立が難しくなりました。誠に勝手ながら〇月〇日をもって退職をお願いしたいと考えております。

学校・習い事など子供の事情

子供の就学・進学のタイミングで忙しくなる主婦は多いため、受け入れてもらいやすいです。

塾や習い事の送り迎え、部活の遠征の付き添い、さらには学校行事への参加など、さまざまな場面で保護者の出番が増えます。

家庭状況が変わり、子供に時間と労力をかける必要が出たということを伝え、パートとの両立が難しい旨を説明しましょう。

【例】
私事で恐縮ですが、子供が遠方の高校に進学することとなり、登下校や休日の部活の送迎が必要になりました。そのため、家庭との両立が難しくなり、誠に勝手ながら退職をお願いしたいと考えております。

親の介護

親の介護は家族の義務であり、多くの人が将来的に直面する問題のため、一般的に受け入れられやすいです。

親が高齢になれば、介護までは必要なくとも家事のサポートや病院への付き添いなど、生活の世話をする頻度が増えます。

中には自分の親だけでなく、夫の両親の介護も重なって働けなくなる方も少なくありません。退職時は言える範囲で状況を伝えましょう。

【例】
このたび高齢の義母が体調を崩し、看病が必要な状況となりました。パートとの両立が難しくなり、退職させていただきたいと思っています。

引越し

子育ての方針や夫の転職などのライフスタイルの変化に合わせて、引越しを検討する家庭は少なくありません。

通勤時間が長くなると業務や生活に支障をきたす可能性があることや、遠方からの通勤は厳しいという悩みを伝えれば、パート先は引き留めにくくなるでしょう。

ただし、万が一パート先の方と近所で出会ってしまうと、信頼関係が損なわれるので嘘は厳禁です。

【例】
夫の転勤に伴い転居することとなりましたため、〇月〇日をもって退職させていただきたくお願い申し上げます。

転職

充実した生活を送るために、自分に合った職場環境や働き方を求めるのは必然的なことです。そのため、キャリアアップや家庭環境の変化による転職は理解されやすいでしょう。

角が立たないように伝えるには、「将来のために今よりも収入を増やしたい」「正社員の頃に培ったスキルを活かしたい」など、転職に対してポジティブな姿勢を見せることがポイントです。

【例】
この度、かねてより興味を持っておりました資格を活かせる仕事に挑戦する機会を得ました。そのため、誠に勝手ではございますが、〇月〇日をもって退職させていただきたく存じます。

パートの退職理由のNG例

角が立たない伝え方がある一方で、伝えるべきではない退職理由もあります。

パート先への不満・スタッフへの批判・嘘の退職理由などのネガティブな理由はわだかまりを残す原因です。

特に人間関係への言及は、パート先全体の問題につながるだけでなく、責任者が当事者へ厳重注意をするなど大事へ発展してしまう可能性もあるため、退職理由として伝えるのは控えましょう。

【NG例】
「なかなか希望通りのシフトに入れないので退職したい」
「きつく叱る先輩がいて、恐怖心から業務に集中できないので退職したい」
「想像していた仕事内容と違ったので退職したい」

パートを辞める時の流れ・手順

パートを辞める際には、円満退職を目指して適切な手順を踏むことが重要です。以下に、退職までの流れを詳しく解説します。

  • 上司に退職の意思を伝える
  • 退職日を決定し、必要に応じて退職届を提出
  • 源泉徴収票を受け取る

パートを辞める際には、退職の意思を早めに伝え、引き継ぎや退職届の提出を計画的に進めることが重要です。円満退職を目指して、感謝の気持ちを忘れずに対応しましょう。

上司に退職の意思を伝える

パートを辞めると決めた場合、まずは退職の意思を直属の上司に伝えることが大切です。

伝えるタイミングとしては、業務に大きな影響を与えない時間帯を選ぶことが重要です。勤務時間中ではなく、休憩時間や勤務終了後など、相手が落ち着いて話を聞ける時間を選ぶことをおすすめします。

あいまいな態度を取ると、引き止められる可能性が高くなるため、「辞めたい」という意思を明確に伝え、退職の希望時期を具体的に示すことが大切です。

退職日を決定し、必要に応じて退職届を提出

上司に退職の意思を伝えた後は、退職希望日について相談します。

法律上、退職の意思を伝えた日から14日後には退職が可能ですが、引き継ぎ期間や有給休暇の消化を考慮した現実的なスケジュールを提案することが重要です。

パートやアルバイトの場合、退職届の提出は基本的に不要ですが、勤務先によっては提出を求められることがあります。その場合は、指定された期限までに退職届を作成し、上司に直接手渡しましょう。

源泉徴収票を受け取る

パートを退職した際は、源泉徴収票を必ず受け取りましょう。次の勤務先での年末調整や確定申告に必要となるため、大切に保管してください。

源泉徴収票は法律で、退職後1か月以内に会社から交付されることが義務付けられており、郵送やデータ送付で受け取るのが一般的です。
年末調整や確定申告で必要になるため、忘れずに受け取っておきましょう。





始めたばかりのパートを辞めるのは失礼?

「始めたばかりなのに、もう辞めたい…」そんな気持ちを抱えながらも、「すぐに辞めるのは失礼ではないか」と悩んでいる方も多いかもしれません。

結論から言えば、労働契約書に雇用期間の定めがなければ、法律上は早期退職が可能です。民法第627条では、退職の意思を伝えてから2週間が経過すれば、契約を終了できると定められています。

また、バイト先が同意すれば、即日退職が認められるケースもあります。

とはいえ、従業員を採用するには時間や費用がかかるため、雇用主としてはできるだけ長く働いてもらいたいと考えるのが一般的です。

急な退職は、他のスタッフに負担をかけてしまう可能性もあるでしょう。

そのため、円満に退職するためには、納得してもらえる理由をしっかり伝え、決められた手続きに従って進めることが大切です。

パートを円満退職するポイント

パートを円満退職するには入念な準備が必要です。退職理由を用意する他にも、やらなければならない準備や、退職前に気を付けるべきことがあります。

ここでは、パートを円満退職するためのポイントを4つ紹介します。

辞める1ヶ月前には連絡を!

周りに迷惑をかけないためには、遅くとも退職希望日の1ヶ月前には意思を伝えましょう。

法的には退職の2週間前に伝えれば契約が解除されると定められていますが、2週間前では他のスタッフへ大きな負担がかかります。

シフトの組み直しだけでなく、引き継ぎが間に合わず業務に支障をきたす恐れもあるでしょう。人員を補填するまで他のスタッフの労働時間や業務量を増やしてしまう可能性もあるため、退職する1ヶ月前には伝えるべきです。

なるべく対面で退職の意思を伝える

退職の意思を伝える際は対面がベターです。失礼のないように、直属の上司や店長に電話やメールで「お話ししたいことがあるため、ご都合の良いときにお時間をいただけますか」とアポを取りましょう。

また、退職の意思を伝える際は、「みなさんには大変お世話になっているのですが」と、感謝の気持ちを添えると誠意が伝わります。

対面で伝えるのがどうしても難しく、電話で伝える場合は、礼儀として「直接お伝えできずに申し訳ありません」と一言添えましょう。

引き継ぎや退職手続きをしっかり行う

退職手続きはパート先で決められたルールに沿って行います。退職届の提出などを忘れると、退職後に郵送でやりとりが発生してしまうので、あらかじめ退職時に必要な書類を確認しておきましょう。

また、パート先から貸与されたセキュリティカード・名札・筆記用具などは、退職時までに返却してください。制服はクリーニングを済ませて返却するのがマナーです。

また、印象良く職場を去るためにも、退職前に業務の引き継ぎを済ませておきましょう。

最終日に手土産を持っていくと喜ばれる

手土産の準備は必須ではないため、ないからといってマナー違反になるわけでもありません。ただ、パートの場合でも、最終日に手土産を持参する方は意外にも多いです。

もし手土産を準備する場合は、スタッフに気を遣わせないよう、休憩中につまめる程度のお菓子の詰め合わせが良いでしょう。

従業員の数が多くて全員に渡せない場合は、お世話になった部署に限定して配るのが一般的です。渡す際は「丁寧なご指導ありがとうございました」と感謝を伝えましょう。

パートを辞めさせてもらえない場合はどうすればいい?

退職を決意し、円満に進めようと努力しているにもかかわらず、会社から強い引き留めを受けて困ってしまうこともあるかもしれません。

法律では退職の自由が認められていますが、現実にはスムーズに辞められない場合もあります。そんなときは、以下の方法を試してみてください。

人事担当者や本社に相談する

パートを辞めたいのに辞めさせてもらえない場合、人事担当者や本社に相談することは有効な手段の一つです。本社や人事部は、現場の上司よりも客観的な立場で対応できるため、問題がスムーズに解決する可能性があります。

特にチェーン店や本部がある企業の場合、本社の意向が支店や店舗に優先されるため、本社に相談することで退職が認められる可能性が高まります。

退職届を提出する

退職届は、退職の意思を正式に伝えるための重要な書類です。書面で提出することで、退職の意思を明確にし、後々のトラブルを防ぐことができます。

もし上司が退職届を受け取らない場合や、退職の意思を無視される場合には、内容証明郵便を利用することが特に有効です。

内容証明郵便を使用することで、退職の意思を法的に伝えた証拠を残すことができ、安心して退職手続きを進めることが可能になります。

退職届を拒否された場合の相談窓口

退職届を受け取ってもらえなかったり、しつこく引き止められたりして困っている場合は、労働基準監督署総合労働相談コーナーに相談してみることをおすすめします。

相談の際には、雇用契約書や就業規則のコピー、これまでのやり取りの記録などを準備しておくと、状況をスムーズに説明できます。

また、電話で相談を希望する場合は、「職場のトラブル相談ダイヤル」や「労働条件相談ほっとライン」を利用すると便利です。

退職代行サービスに依頼する

直接交渉が難しい場合、退職代行サービスの利用は有効な選択肢の一つです。

このサービスを利用することで、第三者が会社との間に入り、退職手続きを代行してくれるため、直接のやり取りを避けながらスムーズに退職を進めることが可能です。

ただし、退職代行サービスは有料であるため、利用する際には注意点を十分に理解し、慎重に検討することが重要です。

パートを辞めた体験談

パートを辞めた方の中には、「辞めてよかった」とすっきりした気持ちになる方がいる一方で、辞めたことを後悔している方も少なくありません。

ここでは、両者の違いを知るために、パートを辞めた体験談を紹介します。

パートを辞めてよかった体験談

O.Aさん

パートを辞めたいと思ったきっかけは人間関係のストレスです。

子供が部活でレギュラーになった時期だったため、「子供の部活が忙しくなり、仕事との両立が難しくなってしまった」と退職希望の旨を伝えました。

後を濁さないように他のスタッフへ「せっかくご指導いただいたのに申し訳ありません」と伝えたところ、子育ての大変さに共感してくれました。

人間関係は仕事の意欲や日々の気分に影響するので、早期に辞めてよかったです。

パートを辞めて後悔した体験談

I.Kさん

働き始めてから同業他社のパートと比べて時給が少ないことを知り、時給が良い方へ転職したいと考えるようになりました。

「他社よりも給料が少ないため、転職したいと思っています」と正直に伝えたところ、店長に「応募の段階で、よくよく考えてほしかった」と不快感を与えてしまい退職するまで気まずかったです。

退職後にさっそく時給の良いパート先へ応募したものの採用されず、今も毎週パート求人に応募している状態が続いているので、辞めなければよかったと後悔しています。

パートの退職時によくある質問と回答

ここまでパートを円満退職するポイントや角が立たない退職理由を紹介しましたが、退職の準備をする中で他にも疑問点が出てくるかもしれません。

そこで最後に、パートの退職時によくある質問と回答を紹介します。

パートをすぐに辞めてしまっても給料はもらえる?

すぐにパートを辞めても給料はもらえます。

労働基準法第24条で、パート先は労働分の給料を全額支払う義務があると定められているので、不安になる必要はありません。

ただし、振込先の口座情報を伝えていないと手渡しで支給される可能性があるので、最終出社日までに金額・給料日と併せて、受け取り方も確認しておきましょう。

万が一、早期退職を理由に支払いを拒否された場合は、勤務先を管轄する労働基準監督署に相談してください。

パートでも退職届は必要?

一般的にパートは退職届の提出は求められません。パートは正社員とは違って、口頭で辞めたい意思を伝えれば退職が成立します。つまり、退職願や退職届という形で、改めて書面で退職意思を記す必要はありません。

ただし、社内規定はパート先によって異なるので、退職届の提出を求められるケースもあります。退職の意思を伝える前に、労働契約書を見返しておきましょう。契約書に記載がない場合は、直接上司に確認するのが無難です。

パートの退職をメールやLINEで伝えるのはNG?

法律上、退職の意思を伝える方法には特に制限はなく、メールやLINEを利用して伝えることも問題ありません。

ただし、社会人としてのマナーを考えると、退職の意思は直接対面で伝えることが望ましいでしょう。

しかし、体調不良やパワハラなどの理由で直接会うことが難しい場合には、メールやLINEを活用して退職の意思を伝えることも可能です。

その際には、丁寧な言葉遣いを心掛け、これまでお世話になったことへの感謝の気持ちをしっかりと伝えることが大切です。

次のパート先は早めに探しておこう!

パートを辞めると決めたら、新しいパート先を探しましょう。離職期間が長いほど、面接で就労しなかった理由を聞かれたり、就労意欲が低いと思われたりする恐れがあります。

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参考文献
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